2015年08月30日

マッドマックス 怒りのデス・ロード 【劇場で鑑賞】

荒廃した近未来が舞台のアクション映画で、日本でも
漫画『北斗の拳』など多大なる影響を及ぼした映画
シリーズ『マッドマックス』、それが今年生みの親
であるジョージ・ミラー自らがメガホンを取り、新作
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を発表、
公開されるやいなや映画ファンの皆さん達の間で
大変に話題になりました。

公開から少し経って観に行こうとしましたら、近場
のシネコンでは既に一番大きいスクリーンではなくなって
おり、3D字幕版の回数も1回ほどとかなり縮小されて
しまっていました、そこで都内まで出て3D字幕版を鑑賞です。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード

原題:MAD MAX:FURY ROAD

製作:2015オーストラリア

作品紹介
荒廃した近未来を舞台に妻子を暴走族に殺された男の
壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、主演のメル・ギブソン
の出世作となった『マッドマックス』シリーズ第4弾。
同シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが
再びメガホンを取り、主役を『ダークナイト ライジング』
などのトム・ハーディが受け継ぐ。共演にはオスカー女優
シャーリーズ・セロン、『ウォーム・ボディーズ』などの
ニコラス・ホルト、1作目で暴走族のボスを演じた
ヒュー・キース・バーンら多彩な顔ぶれが集結。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(3D字幕版)スコープ
満足度:★★★★☆
おすすめ度:★★★★☆

資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い
荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る
独裁者イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団
に捕らわれてしまう・・・。

マッドマックスシリーズのなんと30年ぶりの新作、
しかも監督も引き続きジョージ・ミラー!、前作
『マッドマックス サンダードーム』は子供の頃に
新宿ミラノ座で観た記憶が、前売り券にはソードオフの
ショットガンを模したキーホルダーが付いていたような
気がします、ちなみに今作の特典はスカル・ステッカー
でした。

マッドマックスって懐かしいな〜なんて思い出に浸りつつ
映画が始まるのを待ち、いざ本編が始まると・・・、
なんだこの爆走ハイテンション・アクションは!、まるで
『マッドマックス2』のクライマックスがず〜っと続いて
いるよう。

オリジナリティのある改造車がこれでもかと走る!、飛ぶ!、
ぶっ壊れる!、それにまけじと人間も戦う!、こっちも跳ぶ!、
疾走感や躍動感のある映像は基本的に実物を使ったライブ
アクション、CGは補助的に使われているのみで、爆発シーン
も実際に吹っ飛ばし、クラッシュシーンも車を転倒させて
いるなど迫力満点、『マッドマックス』でただの事故
じゃないのかと思わせる頭のおかしいクラッシュを見せた
のを思い出させるマッドマックスイズム全開です。

ストーリーは至ってシンプルで説明のセリフも最小限、
メル・ギブソンに変わってトム・ハーディが演じるマックス
もやっぱり寡黙、もう一人の主人公と言える美人女優
シャーリーズ・セロンが演じる女戦士フュリオサは存在感
抜群、丸刈り&メイクで原型をとどめていなかったので
なかなかシャーリーズと判別できなかったです、なお同時期
に出演した『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜』
ではかつらを使用していたということ、あちらでは普通に
金髪美女でした。

主演格以外も皆キャラが立ちまくり、中にはデビッド・リンチ
版『砂の惑星』に出てきそうな人まで、そんな色とりどりの
キャラ達は一人ひとりしっかり作りこまれているのがその人の
ファッションやら武装、置かれている状況などからわかり、
また最後まで名前がわからなかった人もいるくらい説明を
省いている一方、そのキャラにどのような過去があったのか
を想像させ、逆に深みを感じる結果に、それもマンガ的な
キャラクターにちゃんと血が通っていると感じさせているから
ではないでしょうか。

敵の親玉であるイモータン・ジョーには『マッドマックス』
でトーカッターを演じたヒュー・キース・バーンが再び
ボス役に、他にはすごい出で立ちになっていたのにも
関わらず、何故か判別出来た『X-MEN フューチャー&パスト』
などのニコラス・ホルト、そのX-MENにも出演していたレニー・
クラヴィッツの娘さんのゾーイ・クラヴィッツの姿も、
個人的に注目なのは劇中その大きな体躯が印象的だったジョー
の息子の一人を演じていたネイサン・ジョーンズ、彼は
オーストラリア出身の元プロレスラーで米プロレス団体WWEにも
参戦していました、俳優業のほうではそうそうたる面子との対戦
経験がありジャッキー・チェン、トニー・ジャー、果ては
ブラッド・ピットとのアクションシーンまで、身長211cmと
いう巨体と迫力のある風貌で大活躍されています。

気になった部分は時間的には少なかったのですが、ちょっと
早回しに見えるシーンがありました、あとエンドクレジット
の曲がミスマッチ、イメージと曲調を考えるとスリップノット
とかラムシュタインとかその辺りのほうが合っているのでは?、
まあ日本オリジナルですがね・・・。

ここから観ても全然大丈夫な作りで、以前のシリーズを
観てきたファンへのサービスがある心遣いもアリ、上映
時間の2時間もあっという間のスピード感も心地よし、
そしてこんな禍々しい世界を描きつつも砂漠の風景や夜景
など“綺麗”な映像があるのも見逃せません、2015年8月末
時点でもう既に終了してしまっている映画館が多い中、
少ないながらまだ上映しているところもありますので、是非
大きなスクリーンで観ていただきたい一本、ぜい肉を削ぎ
落とした血沸き肉踊る豪快な肉食アクション映画で最高でした。

P.S.後日今度は2D字幕版を観に行ってきました、
感想はこちら→『マッドマックス 怒りのデス・ロード (2D字幕版)』

マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]



以下予告編動画
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2015年08月28日

間奏曲はパリで 【劇場で鑑賞】

『チャイルド44 森に消えた子供たち』を観た後は
時間があったのでシネコンからシネコンに移動、
期間限定でミニシアター系でかかっていたフランス映画
『間奏曲はパリで』が上映されていましたので観に
行ってきました。

間奏曲はパリで [DVD]



間奏曲はパリで

原題:LA RITOURNELLE

製作:2013フランス

作品紹介
子供が独り立ちし、夫と畜産業を営む熟年女性が、夫に内緒
で訪れたパリで体験するアバンチュールを軽やかに描く
ラブストーリー。魅力的な若者、外国人の紳士、無骨な
牛飼いの夫という3人の男性の間で揺れ動くヒロインを、
フランスの名女優イザベル・ユペールがチャーミングに演じる。
不器用だが妻を思う夫に『ル・アーヴルの靴みがき』などの
ジャン=ピエール・ダルッサンがふんするほか、
『ミレニアム』シリーズなどのミカエル・ニクヴィスト、
『理想の出産』などのピオ・マルマイが共演。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(字幕版)ビスタ
満足度:★★★
おすすめ度:★★★

ノルマンディーの片田舎で畜産業を営むブリジット(イザベル
・ユペール)とグザヴィエ(ジャン=ピエール・ダルッサン)
は夫婦仲も仕事も順調、そんな折、隣家のパーティーで
魅力的なパリジャン、スタン(ピオ・マルマイ)と出会い
ひそかにときめく・・・。

日頃まず観ないアバンチュールもの、しかしこちらは興味が
あるパリが舞台ということで観てみることに。

田舎町に住む美熟女ブリジットがイケメン男子にときめい
ちゃってパリに突撃!、〜からの展開があらあら・・・、
ストレートにしないのがヨーロッパらしいというか。

サバサバしたスタイルな中、しっかり涙腺に訴え掛ける
部分を入れているのがニクい、映像的な面白みがあるシーン
が入っているのも○でした。

基本的には女性向けな内容かと思いますが、熟年カップル
で見ても良いのでは?、ちょっと一回距離を取ってみると
見えてくるものがあるといった感じですので、男子の自分
でもそれなりに楽しめた一本でした。

それにしても劇中登場したミルフィーユがでかい!、
ピエール・エルメの1.5倍くらいあったのでは
ないでしょうか。

以下予告編動画
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2015年08月25日

チャイルド44 森に消えた子供たち 【劇場で鑑賞】

今年主演作が次々と公開されているトム・ハーディ
を主演に据え、ゲイリー・オールドマンやノオミ・ラパス、
ヴァンサン・カッセルなど豪華共演陣で贈るサスペンス
映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』が公開
されましたので観に行ってきました。

チャイルド44 森に消えた子供たち [Blu-ray]



チャイルド44 森に消えた子供たち

原題:CHILD 44

製作:2014アメリカ

作品紹介
トム・ロブ・スミスのベストセラー小説を基にしたサスペンス
ミステリー。1950年代のソ連を舞台に、子供ばかりを
ターゲットにした連続猟奇殺人事件の真相を暴こうとする
秘密警察捜査官の姿を追う。メガホンを取るのは、
『デンジャラス・ラン』などのダニエル・エスピノーサ。
主演を務める『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などの
トム・ハーディを筆頭に、ゲイリー・オールドマン、
ヴァンサン・カッセルらが顔をそろえる。謎が謎を呼ぶ展開
に加え、演者たちが織り成す緊迫感に満ちたストーリー展開
に引き込まれる。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(字幕版)スコープ
満足度:★★★★
おすすめ度:★★★☆

スターリン政権下にある1953年のソ連。子供の変死体
が発見され、その捜査に当たる秘密警察の捜査官レオ
(トム・ハーディ)、真相に迫ろうとする彼の前に数々
の難関が立ちはだかる・・・。

猟奇殺人事件を取り扱ったミステリーかと思いきや、
目の前に突きつけられたのはディストピアもの!?。

粛清、密告が横行する半端ない閉塞感が漂うソビエト
が舞台、とにかく一つ一つのエピソードが苛烈で、
こんな風に描いていいのかというくらい徹底的に
ダーク、ですので観ているとモブの人達含めほとんどの
人が幸せそうでないと感じてしまうほどずっしりと重い
雰囲気。

主役を演じるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
など今勢いがあるトム・ハーディ、ロシアなまりの英語
を聞かせます、妻役には『ドラゴン・タトゥーの女』の
リスベット役が有名なノオミ・ラパス、他には出演時間
が少なめなのが惜しいゲイリー・オールドマンや
ヴァンサン・カッセルなど、クレジットを見て驚いたのは
ワシーリー役のジョエル・キナマン、この前彼が出演して
いた『ラン・オールナイト』を観たばかりなのに、全然
気付かず、非常に嫌〜な役もバッチリこなされていました。

彼ら豪華キャストが織り成すドラマは夫婦間や上司と部下
との関係など見所沢山、その分事件のほうの分量が少なく
なってしまいがちなのはしょうがないでしょうか、当時の
ソビエトの状況で捜査がやりにくいのと、聞き込みにも命懸け
というところまで追い詰められてしまうのもありましたし。

あとマイナスポイントだったのが、要点でのみ入っていた
アクションシーンでの人物の位置関係のわかりにくさ、一部
物理的にわかりにくくなってしまうところはあったにせよ、
以前はアクション映画である『デンジャラス・ラン』を手がけた
エスピノーサ監督だけに、ここはもう少し何とかしてもらい
たかったところ。

そういった不満点や物語のバランスの悪さを少々感じたり
しましたが、ミッシリと密度を感じた内容で、パンチも
十二分に効いていた映画で面白かったです。

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posted by かとちゃん00 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(11) | 映画:た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする