2015年11月10日

ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女 【劇場で鑑賞】

女性監督アナ・リリー・アミールポアー初の長編作
で製作にはイライジャ・ウッドが名を連ねる映画
『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』が
公開されましたので観に行ってきました。

ザ・ヴァンパイア~残酷な牙を持つ少女~ [DVD]



ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女

原題:A GIRL WALKS HOME ALONE AT NIGHT

製作:2014アメリカ

作品紹介
孤独な吸血鬼の少女と人間の青年の運命的な出会いを、
イランの架空の町を舞台に描いたヴァンパイアムービー。
気鋭の女性監督アナ・リリー・アミールポアー初の
長編作で、モノクロの映像美、絶妙な音楽センスが
サンダンス映画祭など世界各地の映画祭で高い評価
を得た。『ブラック・ハッカー』などのイライジャ
・ウッドが製作総指揮に名を連ねている。美しき
ヴァンパイアを、『アルゴ』などのシェイラ・ヴァンド
が演じる。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(字幕版)スコープ
満足度:★★★☆
おすすめ度:★★★

孤独な青年(アラシュ・マランディ)はまるでゴーストタウン
のようなさびれた街“バッド・シティ”で麻薬中毒者の父と
暮らしている、ある日黒衣の美少女(シェイラ・ヴァンド)と
偶然出会うが、彼女の正体は・・・。

おーー、言語が英語じゃない、舞台が監督が出身の
イランに設定されておりペルシャ語を使用、でイラン映画
かと思ったら製作にイライジャ・ウッドの名があるとおり
アメリカ作と一風変わっています。

ストーリーはというと・・・、う〜んあってないような
というか、淡白というか、とにかく地味な内容です。

その代わりといってはなんですが、モノクロを使っての
映像がとにかく綺麗、画力が非常に高くなっています、
女も男も綺麗な人はより綺麗に!、そうでない人は
それなりに!、その中には画が語るといったショットも。

まったりした進み具合の物語に、なにか少し変わった
要素が入っていたので自分は惹きつけられるものが
ありました、黒衣の少女(シェイラ・ヴァンド)が
変な動きをしたり、青年(アラシュ・マランディ)が
歩いている脇の川原っぽいところに何故か○○が
あったり。

黒衣の少女といえば着ているイランの民族衣装である
チャードルがケープに似たシルエットなのも意味深、
彼女が好む音楽の年代も正体から推察してしまうなど、
説明セリフが無いだけに色々と考えてしまいます。

アート系のモノクロ映画ということでジム・ジャームッシュ
やデヴィッド・リンチと比較する方も多いかと思いますが、
自分は土着的なものや変態性は感じず、耽美的な部分が多い
かな〜と、確かなのは普通のホラー映画は期待しない方が
良いということ、娯楽性は薄く芸術性は高いということを
踏まえて予告編をご覧になり、映像が気に入った方はチャレンジ
されても悪くないと思います、後役者さん達の他には可愛い
猫ちゃんのミステリアスな表情にも注目ですね。

以下予告編動画
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2015年11月07日

ピエロがお前を嘲笑う 【劇場で鑑賞】

ドイツでヒットし、独アカデミー賞にもノミネート
されたというハッカーを描いたサイバースリラー
『ピエロがお前を嘲笑う』が公開されましたので
観に行ってきました。

『わたしに会うまでの1600キロ』を観た後、映画館
から映画館に移動し、はしごとなりました。

ピエロがお前を嘲笑う [Blu-ray]



ピエロがお前を嘲笑う

原題:WHO AM I- KEIN SYSTEM IST SICHER

製作:2014ドイツ

作品紹介
過激なハッカー集団に加担した天才ハッカーが、いつしか
危険な世界へとはまり込んでいくドイツ製サイバースリラー。
全編に仕掛けられたトリックが話題を呼び、ドイツ・
アカデミー賞6部門にノミネートされたほか世界各地の
映画祭でも支持された。メガホンを取るのは、
『23年の沈黙』などのバラン・ボー・オダー。主演は
『コーヒーをめぐる冒険』などのトム・シリング、
共演には『4分間のピアニスト』などのハンナー・
ヘルツシュプルンクらが名を連ねる。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(字幕版)スコープ
満足度:★★★☆
おすすめ度:★★★☆

国際指名手配犯で命も狙われている天才ハッカー・ベンヤミン
(トム・シリング)が警察に出頭、事の成り行きを話し出す、
それはあるきっかけでやることになった社会奉仕活動中に
マックス(エリアス・ムバレク)という男と出会ったところから
始まった・・・。

おおーードイツ語だーー、映画館でドイツ映画を観るのは
初めてです、制作にはソニー傘下のコロンビアピクチャーズ
ドイツが関わっている模様。

100%騙される“マインドファック”ムービーという触れ込み
のこちら、そのMFムービーといえばコレともいえる名作
『ユージュアル・サスペクツ』を髣髴させる導入部、しかし
結論から先に言ってしまうと、確かにどんでん返しがあった
ものの、作品全てをひっくり返すような衝撃はなく、割と
あっさり。

では映画が退屈だったといいますとそうでもなく、サイバー
犯罪サスペンスとして普通に楽しめました、中心となるネット
内のハッカーたちが集まるコミュニティを地下鉄の車両と
して映像化し、わかりやすいビジュアルになってたのが◎、
金や命を狙うわけではなかった愉快犯のハッカー集団が
徐々にエスカレートしていく様を悪くないテンポで描きます。

もう一つの軸は冴えないオタクのベンヤミン(トム・シリング)
の成長物語、ハッキングの腕は天才的ながら、どうにもモッサリ
している彼をイケイケのマックス(エリアス・ムバレク)が
後押しする姿を見ると、『ソーシャル・ネットワーク』
マーク(ジェシー・アイゼンバーグ)とショーン(ジャスティン・
ティンバーレイク)を思い出したり、こちらのマックスやあちらの
ショーンといい、IT系のイメージを覆しますね、自分はやっぱり
ベンヤミンを応援してしまいます、女子が地味めなのもなんか
リアル。

ドイツならではというのは作中流れたEDMミュージック、テクノ
・エレクトロな音なのがらしいです、テーマミュージックを
手がけたのはドイツの「Boys Noize」、他には英ロックバンド
「Royal Blood」の曲も格好良かったです。

自分は宣伝文句を気にせずフラットに観て楽しめましたが、
ガッツリ伏線やら注意して鑑賞したとしても、結構同じくらい
の満足度のような気がなきにしもあらず・・・、まあでも
効果に個人差がありそうにせよ、ギミックが施されているのは
確かで進行具合もタイト、時間がある方は試されても
悪くない作品ではないでしょうか。

ピエロがお前を嘲笑う [DVD]



以下予告編動画
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ラベル:サスペンス
posted by かとちゃん00 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(11) | 映画:は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月06日

わたしに会うまでの1600キロ 【劇場で鑑賞】

『ダラス・バイヤーズクラブ』などのジャン=マルク
・ヴァレ監督の新作で主演のリース・ウィザースプーン
と助演のローラ・ダーンがアカデミー賞にノミネート
されたヒューマンドラマ『わたしに会うまでの1600キロ』
が公開されましたので観に行ってきました。

前回観た『カリフォルニア・ダウン』に続きカリフォルニア
が出てくるこちら、今度は市街地ではなく自然歩道で、
カリフォルニア州のモハベ砂漠からスタートということです。

わたしに会うまでの1600キロ [Blu-ray]



わたしに会うまでの1600キロ

原題:WILD

製作:2014アメリカ

作品紹介
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などのリース
・ウィザースプーンが、1,600キロの距離を3か月かけて
1人で歩き通した女性を演じたヒューマンドラマ。
第二の人生を歩むために、自然歩道のパシフィック・
クレイスト・トレイルに挑んだ実在の女性、シェリル
・ストレイドのベストセラーを基に、『ダラス・バイヤーズ
クラブ』などのジャン=マルク・ヴァレが映画化。
『ランブリング・ローズ』などのローラ・ダーンが共演する。
美しく壮大な情景、過酷な旅と共につづられるヒロインの
人生を体現したリースの演技に圧倒される。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(字幕版)スコープ
満足度:★★★
おすすめ度:★★★

母(ローラ・ダーン)を亡くし、結婚生活が崩壊してしまった
シェリル(リース・ウィザースプーン)はアメリカ西海岸を
南北に縦走する長距離自然歩道「パシフィック・クレスト・
トレイル」を旅することを決意、しかしいざ旅に出ると厳しい
自然に苦しみ・・・。

アメリカの三大長距離自然歩道のひとつである「パシフィック
・クレスト・トレイル」通称PCTを徒歩で旅する女性を描いた
ロード・ムービー、シェリル(リース・ウィザースプーン)が
旅するところを追うパートをメインに、ところどころ彼女の
過去がフラッシュバックで挿入され、徐々に人物像が明らか
になります。

その内容は邦題から想像するよりシリアスといいますか、結構
荒んでしまっていました、もう一つの思い出であるのは亡き
母親との日々、ローラ・ダーン演じる彼女が明るい方で、
その暖かさがシェリルと観客の双方に降り注ぎます。

シェリルが旅するのは総延長は4000キロメートル以上の自然
歩道。その内1600kmもの道のりにチャレンジするわけですが、
全くの初心者というのが驚き、見るからに無茶だろ・・・
という装備で挑もうとするのでヒヤヒヤ、距離としては日本
を縦断するくらいで、しかも徒歩ですからね、想像もつき
ません、そんな状態の彼女が旅が進むにつれ体が消耗し、
様々な失敗を重ねるのがリアル。

旅自体は割と淡々と進みます、これは実話ベースからかも
しれませんけど、大きな抑揚はそれほどという感じですので
ドラマティックなものを求める方には不向きかなと、しかし
雄大な自然の中を歩く彼女とフラッシュバックで明かされて
いく過去が両立したドラマの進行具合は間延びしておらず、
旅の中での出会いも微妙に捻りが加えられていて○。

物語を彩る音楽も良かったです、有名な「コンドルは
飛んでいく」の旋律も印象的、他には劇中の年代に沿った
90年代の楽曲を使用し、ポーティスヘッドの使い方で撃沈。

ものすごい感動したとか、号泣したとかはなかったにせよ、
一歩前に踏み出そうという気にさせてくれるものはあり、
じわりじわりと心に染みる映画で良かったです。

なお原作者のシェリル・ストレイドもチョイ役で出演
しています。

わたしに会うまでの1600キロ [DVD]



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ラベル:ドラマ
posted by かとちゃん00 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(5) | 映画:わ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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