2015年02月15日

ジミー、野を駆ける伝説 【劇場で鑑賞】

労働者階級に焦点を当てた作品を多く発表している
イギリスのケン・ローチ監督の新作『ジミー、野を
駆ける伝説』が公開されましたので観に行ってきました。

ジミー、野を駆ける伝説 [DVD]



ジミー、野を駆ける伝説

原題:JIMMY'S HALL

製作:2014イギリス

作品紹介
『麦の穂をゆらす風』などのケン・ローチがメガホンを取り、
1930年代のアイルランドを舞台に、庶民の自由のために
戦った無名の活動家を描くヒューマンドラマ。アメリカから
アイルランドの片田舎に帰郷した主人公が、教会や地主
といった権力を持つ者たちに弾圧されながら、それでも
仲間たちと共に自由を求めて活動するさまをつづる。
主演は、テレビや舞台で活動してきたバリー・ウォード。
重厚なテーマや登場人物をみずみずしく描写する、ローチ
監督の手腕がさえ渡る。
(from Cinema Today)

鑑賞形態:映画館(字幕版)ビスタ
満足度:★★★
おすすめ度:★★★

1932年、10年ぶりに帰国し故郷のアイルランドに戻って
きた元活動家のジミー・グラルトン(バリー・ウォード)
はかつて仲間たちと芸術やスポーツを楽しんだホールを
復活させるが・・・。

こちらは当時のアイルランドの状況を知っていればより
深く楽しめる内容だと思います、片田舎を舞台にして
いながら人々の対立構造が単純なものではなく、ついて
いけるかどうか心配になりましたが、基本的には虐げられて
いる人たちが権力側に闘いを挑むというお話ですので
細かい情勢を知らずともわかる図式ではあります。

ジミー達が禁じられていたのが共同で使うホールでの歌や
踊り、ボクシングなどの習い事、傍から見たら普通の
カルチャーセンターか市民会館にしか見えないのですが、
ダメなんです・・・、で、それを禁じていたのは何と教会、
人々の心の拠り所となるべき教会側が様々な嫌がらせをする
姿ははっきり言って衝撃的、されに異議を唱えるジミーが
共産主義の活動家というのも驚きです。

別に爆弾を作っていたわけではありませんが、教養を付けて
そこから反体制になるのを恐れていたようで、そこまでして
保身に走るか?と自分などは思ってしまいます、時の権力者
が従順な労働者、いやもう奴隷といってもいいでしょう、それ
をそこまでして求めていたのには怖さを覚える次第。

ただこちらの映画では教会側にもそのような行為に疑問を抱く
人がちゃんといたり、恋愛要素があったり、牧歌的で綺麗な
風景が見られるなど陰鬱なものにはなっていませんでした、
主役のジミーを演じるバリー・ウォードも無名な役者さん
ですが良い雰囲気を醸し出していましたし。

かなり地味な仕上がりで号泣するといったタイプでは
ありませんでしたが、当たり前のことを大切に思わせる
きっかけになりましたし、時間を無駄にしたとは思わな
かった映画でした。

以下予告編動画
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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ラベル:ドラマ
posted by かとちゃん00 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画:さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ジミー、野を駆ける伝説 ★★★
Excerpt: 『麦の穂をゆらす風』などのケン・ローチがメガホンを取り、1930年代のアイルランドを舞台に、庶民の自由のために戦った無名の活動家を描くヒューマンドラマ。 あらすじ:1932年のアイルランド。内戦終結か..
Weblog: パピとママ映画のblog
Tracked: 2015-02-25 09:50

「ジミー、野を駆ける伝説」
Excerpt: どのケン・ローチ監督作品も、社会的・政治的に抑圧された人々に対する愛と激励に満ちている。真面目に送られてくるメッセージを真面目に受け止める、その力を試されているような気がしてならない。この作品を鑑賞し..
Weblog: ここなつ映画レビュー
Tracked: 2016-01-17 13:01